安全な歯科医療実現に向けて患者さんごとにドリル(タービン)を交換しています。
月も歯を削るタービンと呼ばれる機械を新たに追加で増やしました。
すべての患者様に安心して治療を受けていただくため、患者さまごとに交換するためです。
新聞やTV等の報道(http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/395735)で
日本の歯科医院の7割がドリルを簡単な消毒や洗浄をしただけで使い回しているという記事が新聞の一面で報道されるなど、ドリルの衛生状態に不安を持っている方もいらっしゃると思います。
そもそも、タービンを滅菌している歯医者さんが、世の中に3割ほどいるというデータが新聞に載っていましたが、現実には数%未満というのが本当の所でしょう。
出入りしている歯科用器具を売っている3業者が、直接見て言っているのでこれが1番正確な所だと思われます。
歯科治療において、院内感染が起きやすいのは歯を削る道具です。その中でも特にタービンというドリルが要注意です。
タービンといえばキーンという音がするあのイヤなやつです。
削り終わった後、回転が止まる瞬間に周囲にある液体がドリルの中に逆流します。
当然前の患者さんのだ液や血液も逆流します。
それを適切な消毒処理をせず、次の患者さんに使用すると、前の患者さんの血液や唾液等感染物質が次の患者さんの口の中に飛び出します。
タービンを使用するときは、出血を伴うことが多いので感染の危険性が高いのです。
交換を怠るとB型、C型肝炎などに感染する危険性が高くアメリカではHIVに感染した例もあるといいます。
では、どうしてこのようなことが起こっているのでしょうか?
それは、
- 滅菌はしてもしなくても患者様にはわからない、
- 手間がかかりすぎて人が足らない、
- 高温で滅菌をすると高価な部品(タービンなど)の劣化が早まり、通常よりも早い時間で故障してしまう等々
つまり、滅菌は時間と手間とお金が非常にかかり利益を圧迫することなのです。
当院の行動指針の優先順位は、
- 安全性・衛生性・エビデンス(医学的根拠)
- 分かりやすい説明・礼儀正しさ・接遇
- 患者様満足
となっております。
「もし自分が治療を受ける立場だったら、どうするか?」
いつも私たちが自問自答していることです。
痛くない治療、診療技術、治療の選択肢、患者様応対、そして衛生管理等あらゆることを、
この基準に照らし合わせて日々向上させています。
病院として当たり前のことですが、何よりも安全性・衛生性を第一に考えていきます。
池田歯科医院・こども歯科:https://ikeda-shikaiin.com/
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