虫歯より恐い酸蝕歯とは
歯に光をあてると「酸蝕」の影響で歯が透けて見えることがあります。
健康な歯の場合は、濁ったり透けて見えることはありません。
酸蝕歯になると歯が弱くなる
毎日の食事に含まれる「酸」が、エナメル質を弱くして、すり減りやすくします。
虫歯にもなりやすくしみてきます。
歯が薄くなる
エナメル質が弱くなってすり減ると、一目でわかるほど、歯は薄くなります。
歯が透けてくる
エナメル質が薄くなると、歯の先端が透けて見えます。
黄ばむ
エナメル質が薄くなって、内側の象牙質が透けてくると、歯が黄ばんで見えます。
光沢を失う
エナメル質がすり減ると、光沢を失い、歯が濁って見えます。
これらの状態は徐々に進行します。
そして、歯の表面を保護するエナメル質が失われ、内側の象牙質がむき出しになることによって、歯が敏感になり、シミることがあります。
「酸蝕歯(さんしょくし)」のことを考えたケアを今日からはじめましょう!
歯のエナメル質にリスクがある「酸」を多く含む飲食物は多くあります。
「酸蝕歯(さんしょくし)」を引き起こす 原因になる飲食物は、ワインやスポーツドリンク、ドレッシング、また、
健康によいと言われるフルーツやジュースも含みます。
健康的な食生活を変える必要はありません。
ただ、エナメル質のケアをきちんとすることが大切です。
<これらの症状がある方は要注意!>
- 歯がしみる
- 歯の噛み合わせの山の部分が平になっている。ヘコむ
- 前歯の先端が欠ける
- 歯の厚みが薄くなる
- 歯が細くなる
- つめものと歯の間に隙間ができてくる
- 歯のつやがなくなる
- 歯の色が黄色くなる
- つめものが変色したり、修復物との境が茶色や黒くなったりする
- いくら歯ブラシをしてもむし歯ができる
- 食品に含まれる酸性度早見表
酸蝕歯の治療法
酸蝕歯予防が第一であるため、原因と思われる物を口に入れる習慣を止めるか減らすべきです。
酸が原因の場合は原因疾患の治療と胃酸が口に出てきた場合はまずは水でうがいをして、さらに牛乳などを口にしばらく含むと良いでしょう。歯科医院でフッ素を塗布したりケアするのも良い方法です。
それでは減ってしまったり、薄くなった歯はどう治療するのでしょうか?それは歯を削らずに治せるコンポジットレジンによる接着修復が最も良い方法です。
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