睡眠障害の治療について
睡眠障害の治療について 歯科治療によるかみ合わせのアプローチで安眠へ導く方法
一口に「不眠」といっても、その症状は人によって様々です。
当院では、不眠を含む代表的な睡眠障害について
- 「不眠症」「過眠症」
- 「概日リズム睡眠障害」
- 「睡眠時無呼吸」
- 「その他の睡眠障害」
- 「全身疾患や精神疾患に合併した不眠」
- 「薬の副作用による不眠症」
- 「歯の痛みによる不眠症」
- 「不安による悩みによる不眠症」
という観点から、6つのそれぞれの睡眠障害の概要や原因などに応じ、
マウスピースによる咬み合わせからアプローチし不眠症の治療改善に努めております。
生活習慣の改善などを試みても良くならない睡眠障害を改善するために、「睡眠薬」を使用して睡眠をコントロールすることがあります。
心療内科、精神科、内科などでよく不眠症にアプローチするやり方です。
ところが、睡眠薬は一度飲み始めると、一生飲み続ける人もいるほど、「怖い」「強い副作用がある」「体に悪い」などの悪い側面を持ち、長い人生において悪影響がある事実を知らないまま過ごされている方がほとんどではないかと思われます。
横浜の大学病院や慶応義塾大学の医学部口腔外科にて咬み合わせの臨床治療を経験し独自の咬合持論を用い、副作用の少ないマウスピースにて睡眠障害を改善していきます。
睡眠障害とは
健康のために睡眠はたいへん重要です。
常識ですよね。
睡眠は、心身の疲労回復をもたらすとともに、記憶を定着させる、免疫機能を強化するといった役割ももっています。
健やかな睡眠を保つことは、活力ある日常生活につながります。
睡眠障害というと不眠症を考えがちですが、不眠症以外にも様々な病気があり、多くの人々が睡眠の問題を抱えていることがわかってきました。
夜の睡眠が障害されると、眠気やだるさ、集中力低下など日中にも症状が出現します。
睡眠の問題と日中の問題は、表と裏の関係にあるといってもいいでしょう。
このような、睡眠の問題や日中の眠気の問題が1カ月以上続くときは、何らかの睡眠障害にかかっている可能性が考えられます。
睡眠障害は、その原因によって治療法も異なります。
適切な治療を受けるためにも、自分の睡眠状態や睡眠の問題を把握しておくことは重要です。
睡眠障害とは様々な病気の総称
睡眠障害とは、睡眠に何らかの問題がある状態をいいます。
眠れなくなることはよくみられますが、眠れないことイコール不眠症ではありません。
不眠の原因には、環境や生活習慣によるもの、精神的・身体的な病気から来るもの、薬によって引き起こされるものなど、様々です。
さらに、睡眠障害には不眠だけでなく、昼間眠くてしかたないという状態や、睡眠中に起きてくる病的な運動や行動、睡眠のリズムが乱れて戻せない状態など、多くの病気が含まれます。
また、睡眠の問題は1つの原因や病気だけでなく、いくつかの要因が重なって起こってくることも多くみられます。
睡眠の何が問題なのか、その原因は何か、主観的症状と客観的情報を多面的に検討・整理することが、適切な診断と治療につながります。
睡眠障害は国民病?
日本では、一般成人のうち約21%が不眠に悩んでおり、約15%が日中の眠気を自覚しているとの調査結果があります。
こうしてみると、成人の5人に1人の人が不眠に悩んでいると推計されます。
背景には、ストレス、不安、人口の高齢化、ライフスタイルの多様化、24時間社会における生活リズムの乱れなどがあるのかもしれません。
不眠のサイン・症状
睡眠障害のサインや症状は大きく分けて、
- 不眠、
- 日中の過剰な眠気、
- 睡眠中に起こる異常行動や異常知覚・異常運動、
- 睡眠・覚醒リズムの問題
の4つにまとめられます。また、いびきや寝ぼけなど、周囲の人から指摘される症状もあります。
サインや症状を、自分で困っているものと人から指摘されるものの両面から把握し、疑われる疾患について専門医にきちんと判断してもらいましょう。
自覚できる症状
- 不眠(寝つきの悪さ、途中で起きてしまい再入眠できない、朝早く起きてしまう、熟睡できない)
→ 精神疾患や身体疾患、服用薬、下記の睡眠障害をチェック
そのうえで不眠症かどうか判断 - 過眠(日中眠くてしかたない、居眠りをして注意をされる)
→ 睡眠不足や睡眠の質が低下する病気がないか、チェック
もし、夜十分眠っているのに日中眠い場合は、過眠症を調べる - 就寝時の異常感覚(脚がむずむずしたり火照ったり、脚をじっとさせていられないためによく眠れない、夕方以降に悪化)
→ むずむず脚症候群を調べる - 睡眠・覚醒リズムの問題(適切な時刻に入眠できず、希望する時刻に起床することができない)
→ 睡眠日誌で睡眠・覚醒リズムをチェック
概日リズム睡眠障害を調べる
人から指摘される症状
- いびき・無呼吸(いびき、眠っているときに息が止まる、突然息が詰まったようにいびきが途切れる)
→ 体重、飲酒、服用薬をチェック
睡眠時無呼吸症候群を調べる - 睡眠中の異常行動(寝ぼけ行動、寝言、睡眠中の大声・叫び声)
→ 夢との関連性、起こして覚醒するかどうか、チェック
睡眠時随伴症を調べる - 睡眠中の異常運動(寝入りばなや夜間に、脚がピクピクと動いている)
→ 就床時の異常感覚についてチェック
周期性四肢運動障害を調べる
睡眠衛生について
症状の把握とともに、睡眠衛生についてもチェックしましょう。よくない睡眠環境や誤った睡眠習慣が、睡眠を妨げているかもしれません。
- 寝室環境(騒音、日当たり、寝るときの明るさ、テレビやラジオ)
- 睡眠習慣(床に入る時刻、床から出る時刻、実際に眠りに入る時刻、実際に起きる時刻、寝るときに習慣的にすること、昼寝)
- 嗜好品(飲酒、喫煙、コーヒーなどのカフェイン類)
睡眠習慣の見直し
睡眠時間にこだわらない
年をとると必要な睡眠時間は短くなります。あまり長時間眠ることを目標とせず、年齢に合った睡眠時間を設定しましょう。
眠くなってから床につく、就床時刻にこだわりすぎない
眠ろうと意気込むと、かえって頭が冴えてきます。寝つけないままに床の中にいると、眠れないことへの不安や焦りが生じ、ますます眠れなくなってしまいます。
なるべく同じ時刻に毎日起床
何時間眠れたかにかかわらず、毎日同じ時刻に起床しましょう。
眠る以外の目的で床の中で過ごさない
床の中でテレビを見たり、読書をしたりしないようにしましょう。
なかなか眠れなかったら、いったん床から離れ、自分なりのリラックスできることを行ってみましょう。
昼寝は短めに、遅くとも15時前に
長い昼寝や夕方以降の昼寝は、夜の睡眠に悪影響を及ぼします。
睡眠障害の何が問題なのか?
睡眠障害があると、何が問題になってくるのでしょうか?
ひとつには、睡眠障害によって、日常生活や社会生活に支障が出てくることがあります。
睡眠障害によって日中の眠気やだるさ、集中力低下などが引き起こされると、日々の生活に支障をきたし、
極端な場合には事故につながることもあります。
また、睡眠不足や睡眠障害が長期間持続すると、生活習慣病やうつ病などになりやすくなることがあります。
こうしたことから、睡眠障害に適切に対処することが重要と考えられています。
当院で副作用のない治療で安眠生活に少しでも近づいてみませんか?
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