乳酸菌(LS1)が虫歯と歯周病を防ぐ新しい歯周治療

   

乳酸菌LS1が歯周病を防ぐ!!

私たちの体にはなんと500兆個以上、重さにして2kgの細菌が棲んでいます。
体の中で最も大きい臓器である肝臓でも、重さは1~1.5kgです。これだけ沢山すんでいるということは、人の体にとって菌は重要な働きをしているのです。

菌の中には、乳酸菌や納豆菌などのように人の体に良い働きをする菌(善玉菌

虫歯菌、ピロリ菌、歯周病菌、食中毒菌などの病気を引き起こそうとする菌(悪玉菌

や日和見細菌(体調がよい時はおとなしく、体調が悪かったり免疫力が下がったりすると害を及ぼす。)

という3種の菌がいます。

これらのバランスを整えることを「バクテリアセラピー」と言います。

バクテリアセラピー」は、ヒト口腔内細菌のバランスをプロバイオティクスの利用で改善し、
歯周病・虫歯の発症予防に役立つスウェーデン生まれの画期的な新しい手法です。

乳酸菌での歯周病予防について
人間のだ液の中で見つかった乳酸菌の「乳酸菌LS1」は、歯周病菌や虫歯菌を抑えるという性質があることが分かりました。

LS1というのは?
乳酸菌LS1=ラクトバジルス(乳酸菌)・サリバリウス(だ液)
で、誰の口の中にもある善玉菌です。

乳酸菌LS1を歯周病菌と一緒にすると、24時間で歯周病菌を殺してしまいます。
口の中は腸の中と同じでたくさんの細菌が住んでいます。
その中の「悪玉菌」をLS1(善玉菌)を入れて排除すれば口の中も健康になり、歯周病や虫歯を予防できると考えられています。

プロバイオティクス

プロバイオティクスという言葉がよく使われます。
善玉菌とその増殖促進物質を指す言葉です。
つまり消化管内で善玉菌を増やして消化管の状態を改善することを狙うこと。
これが口の中でも当てはまるといいます。

LS1を歯周病原因菌と一緒に培養したところ、二十四時間後には、歯周病の原因菌はほぼ死滅した。
さらに、LS1のタブレットを八週間にわたって毎日五回服用してもらったところ、歯周病の原因菌が二十分の一に減少していました。

口臭も消失

口臭あり」と判定された二十人も八週間後には三分の二は口臭が消失していることが確認され、口内の状態を改善していることが実際に突き止められました。
さらに、虫歯の原因菌にも効果があるらしいことも明らかになってきました。

虫歯の原因菌は減らなかったが、なぜか不溶性グルカンという物質の生産が抑えられました。
不溶性グルカンが作られなければ、歯の表面に菌が長時間付着することもなくなり、虫歯の発症を抑えられるのではないか」と言われています。

口の中が望ましい状態に

「LS1を服用することで、口の中の細菌が変化して、望ましい状態になったと考えられます。
LS1がどのようなメカニズムで悪玉菌をやっつけるのかはまだ不明ですが、LS1によって歯周病や虫歯を予防できるのは間違いないようだ」と言われています。

 

今すぐ出来る予防法!!ヨーグルト歯磨き

歯みがき方法

就寝前に歯みがきをした後、お口をよくすすぎます。
その後に無糖のヨーグルトをハブラシにつけて、歯茎と歯の間をマッサージするようによく磨いてください。
お口をゆすがずにそのままにしておいてください。
※必ず、無糖のヨーグルトを使用してくださいね!



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