口臭専門外来
いい息してますか?
千年の恋も冷める口臭の問題。
どんなにきれいにメイクをして、素敵なファッションを身につけていても、会って話したとき息がクサかったら
「ええっ……」と思いますよね。
誰もが「あの人の息が臭い」「今、自分の息は臭いのでは・・・」と気にしたことがあるはずです。
「私の口の臭いは大丈夫なのだろうか?」
そんな疑問をもったことはありませんか?
実に5人に1人が自分の口臭が気になっていると言われています。
人と話すとき、自分の口臭を予防することは
エチケットの一つとして定着しています。
人との距離が近づいたときに不快に感じることの第1位が口臭。
大切な人間関係を壊してしまわないためにも、口臭対策はとても重要です。
接客業や営業職など、普段人と接するお仕事をされている方の誰もが気になる口臭。
よほど親しい人でないとなかなか指摘もできず、自分は大丈夫かと心配な方も多いと思います。
口臭は歯周病菌やお口の中の汚れが原因で発生します。
気になる口臭。あなたも口臭診断を受けてみませんか?
当医院は、佐賀県でも数少ない口臭治療に特化した歯科医院であり、口臭の専門外来を有しております。
ブレスケア対策
口腔内の診断
お口の中を口臭診断します。
カウンセリング
生活習慣や口臭に関する悩みなどをカウンセリングします。
測定結果、カウンセリングを組み合わせて、多面的な角度から診断します。
専門スタッフに相談できますから、プライバシーの心配もありません。 ブレスケアの診断の結果、
ご家庭でのケアの方法や当院でできる施術メニューをご提案させていただきます。
口臭の原因と治療方針
口臭原因の割合をグラフにしたものですが、何と90%が口腔内が原因で
臭いを発生させていることが分かります。
歯周病が殆どですが、意外なものも含まれています。
虫歯-虫歯は軽度のものも臭い。
入れ歯-手入れのされていないものは臭い。
親知らずー歯ブラシが当たりにくいので歯周病菌が繁殖して臭い。
差し歯-根元に隙間が空きカスが溜まったものが腐敗して臭い。
銀歯-被せてある銀歯の中が虫歯で臭いか、カスが溜まったものが腐敗して臭い。
舌苔-臭いものが溜まって臭い。
詰め物-詰め物の中が虫歯で臭いか、カスが溜まったものが腐敗して臭い。
手抜きケア-いい加減なブラッシングで、歯と歯の間や歯と歯茎の間に歯垢が溜まり腐敗して臭い。
口輪筋の力が弱い→口輪筋トレーニング指導
舌苔が多い→舌ブラシの正しいやり方指導。各種レーザー治療
歯周病→専門家による歯周病治療。種レーザー治療、ティース・クリーニング
歯垢、歯石が原因→ティース・クリーニング
内科系の病気の可能性
内科医師とのチーム医療にて二人三脚で治療。
口臭は、自分の口臭の原因を徹底的につきとめ、原因に合わせた治療をすることで治せます。
実は、口臭が発生する原因は人それぞれ違います。そして、口臭の治し方も原因に合わせて変わります。原因に合っていない口臭対策をしても、全く効果はありません。
サプリメントやグッズの効果が人によって違うのはそのためです。
口臭を確実に治すためには、なぜ口臭が発生しているのかを特定することがなにより重要です。
ニオイの元となる物質は3つあり、それぞれが特有の臭気を発生させます。
ニオイが発生する原因は口内環境によるものと、体質によるものにわけられます。口内環境による口臭は、歯周病、プラーク・バイオフィルム、舌苔などが原因の口臭です。体質による口臭は腸内細菌の腐敗臭などが原因です。
口臭はこれら2つの原因が組み合わさり、3種類のニオイ物質ができて発生します。そのため、口臭が発生する過程には非常に個人差があります。
全ての口臭発生の原因が違うと言っても過言ではありませんので、
口臭治療には豊富な経験と知識、治療技術が必要不可欠なのです。
サプリメントや口臭グッズでは治りにくい理由とは?
1.口臭発生菌はバイオフィルムに守られる
まず、口臭発生の仕組みについて、簡単に説明します。
一般に、自然界には、浮遊している細菌とバイオフィルム細菌が存在しています。
体内では、浮遊細菌と言う形ではなく、バイオフィルムと言う「生物膜」を身にまとった集合体として、存在する事が解ってきました。
元来、単体の菌は、非常に脆弱で、周囲の環境の変化に影響を受けて、すぐに細胞膜が破壊されて、生き続ける事が出来ません。体内では細菌をやっつける免疫力がありそれに対抗するため、浮遊細菌は、自己防衛のために、バイオフィルムを形成して、外敵から身を守り、生存する智恵を会得しました。
バイオフィルムは、特に珍しい物ではなく、排水溝・金魚鉢・お風呂場のヌルヌル、ヌメヌメした汚れに存在します。
バイオフィルムが形成された部位は、流水や薬品を振りかけただけでは剥がれ落ちません。
皆さんも一度は経験があるはずです。
年末の大掃除でブラシやたわしで、ゴシゴシ、こすってもなかなかヌメリが落ちにくい事ありませんでしたか??
口の中に出来るバイオフィルムに守られた口臭発生菌も原理は同じです。
お口の中の口臭発生菌に守られたバイオフィルムも全く同様で、専門家の施術で、機械的にはぎ取るしか確実な手だてはありません。
そして、このバイオフィルムを最初の段階で除去して、口臭発生菌を直接退治させないと、除菌薬が目的通りの薬理効果を発揮しません。
バイオフィルムを形成したヌルヌルの上から、いくらガムや洗口剤、サプリメントを摂取しても思う通りの効果が得られません。
これが、口臭がなかなか治らない原因の一つなのです。
2.口臭を隠す為のグッズでは、本質的な改善はしない
口臭治療をしていると、本来は口臭がない患者さんなのに、本人の思いこみから始まり、口臭対策グッズの過剰の使用により、口の中に本来発生するはずのない臭気が充満し、それを自分の口臭と勘違いしているケースが少なくありません。
また、新聞広告や市場にある洗口剤の一部の商品は、おおげさに不安にさせ、さも効果絶大に宣伝していますが、本来の口臭レベルを引き下げる効果があまり見込めない物もある可能性が示唆されており、安易な情報に流されて使い続ける事への弊害に注意が必要です。
■原因に合わせた口臭治療プログラムで、口臭を治します
このように口臭が口内環境、体質の両方から発生するため、口臭を確実に直すには、口内環境面と、体質面の両面からの治療が必要です。さらに、原因が人それぞれ違うので、一人一人にあった治療計画を立てなければなりません。
口内環境により発生した口臭はニオイの元に合わせた除菌療法で沈静化させます。
体質によって発生した口臭は、ニオイの元に合わせた漢方薬を処方することで体質から改善させます。また、治療が終わった後も、ご自身で口臭の再発を防げるように、口内で口臭が発生していた箇所の除菌方法や、口臭が発生しかけた時の対処方法を徹底的に指導いたします。
■治療を行った方の測定データ
■治療前と治療後の口臭測定データ
♦医院へ行くのが恥ずかしいとお考えの方へ
【口臭治療の看板はありません】
医院の外観は、ごく普通の歯科医院です。
「口臭クリニック」等の看板は一切、掲げていません。
近隣の方も、当院が口臭専門の歯科医院であることは、ご存じありません。
「口臭治療をしている」と思われる事はありませんのでご安心下さい。
♦口臭外来のよくあるご質問
どんな時に診察を受ければ良いのですか?
お口のニオイは、どなたでも持っています。しかし、「家族や友人に臭う」と言われた。
「自分の口のニオイが気になる」。「他人が自分の口のニオイに嫌そうな態度をする」。
このような時は、とても自分自身のお口のニオイが気になってしまいます。
実際に悪臭があるかどうか、また人に不快感を与えるニオイがあるかは、自分自身では分かりません。
そのような時に受診していただき、口臭の状態を把握し、その原因をみつけ、それぞれの原因に対応した治療行っています。
お口のニオイでお困りの方は、一人で悩まず、是非、専門外来を受診して頂きたいと存じます。
どんな診療をするのですか?
口臭外来で対応するのは、人に不快感を与える口臭(悪臭)です。
当外来では、口臭(悪臭)といわれる揮発性硫黄化合物について専門機器を使用した口臭測定を行います。口臭測定の結果、悪臭成分の濃度を明らかにします。
検査の結果、悪臭濃度が高い場合には、原因があります。特に口の中の不潔や歯周病が多く、ドライマウス、鼻・喉の病気なども原因となります。このような発生原因について検査を行い、原因を見つけ、それぞれの方に応じた口臭の除去を行っています。
舌の掃除が良いと聞いたのですが?
舌の表面に沈着している苔状の物質(舌苔)は、主な口臭の発生源です。寝ている間に剥がれた口の中の粘膜片や唾液中のタンパク質成分等が付着した物です。これを口の中の細菌が分解して悪臭成分を作ります。ですから、口臭除去には舌の清掃が効果的ですが、ハブラシなどを使うのは舌の表面が傷つきますので、絶対やめましょう。
一番良いのは、舌ブラシと呼ばれる物です。
手に濡らしたガーゼを指に巻いて清掃しても結構です。
子供の口が「におう」のですが受診した方が良いですか?
お子さんの口がにおう場合、歯肉炎や放置したむし歯が原因の場合もありますが、喉や鼻の病気によるものも多いようです。歯科医院を受診し問題がないようでしたら、小児科や耳鼻咽喉科の受診をおすすめします。
また、当科に来院される成人の方で、小さい時に親や友人に「口が臭い」と言われたので、それ以来気になっていると言われる方もいらっしゃいます。お子さんの心は傷つきやすいので、言葉には注意してあげて下さい。
心理的口臭(自臭症)の方に対する対応については、どうですか?
患者さんの中には、長い方で約20年以上も、短い方でも数年以上悩んでこられた方がいらっしゃいます。
長い間、口臭のことを悩まれた方は、1~2度の測定で悪臭成分が検出されなくても、口臭のことが気になって生活に支障をきたす状態が続く場合があります。
当科では、現在の口臭(悪臭)の状態を把握していただくために、口臭に対する詳しい説明(カウンセリング)を行い、生活が改善されるよう対応しています。
しかし、患者さんの中には激しい恐怖感により、会社や学校に通えないなどの日常生活に著しい支障が出ていらっしゃる方もいらっしゃいます。このような場合は、口臭外来の受診だけでは現在の生活状態を改善することが困難です。
口臭外来とともに、神経科や心療内科に通院されることをおすすめしています。
口臭が気になるのですが胃が悪いからでしょうか
口臭の原因は、胃や腸の内臓疾患や呼吸器系疾患などの全身疾患によるものもあります。既往歴(以前罹った病気)や自覚症状があるようでしたら、まず該当する科(内科や耳鼻咽喉科・呼吸器科など)を受診して下さい。
その結果、異常がないようでしたら、口臭外来を受診されることをおすすめします。
人から口臭がタバコ臭いと言われるのですが?
タバコを吸う方にはタバコ特有のニオイがします。
また、ニオイは衣服にも付着し、吸わない方はかなりの悪臭と感じるようです。
禁煙するか、喫煙後に「洗口剤でうがい」や「歯みがき」をするのが有効です。禁煙をしたい方は、「禁煙外来」の受診をおすすめします。
池田歯科医院・こども歯科:https://ikeda-shikaiin.com/
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