歯の健康と健康寿命の関係 長寿の鍵は口に有り
歯の健康と健康寿命の関係
「生涯、自分の歯で食べる楽しみを味わえるように」
平均寿命は、女性では86.41歳、男性が79.94歳である日本において、残っている歯の本数が長寿とのバランスに追いついていません。
「たかが歯みがき」と侮っておくと、命に関わるような事だってあるんです。
なぜなら歯こう1グラムあたり、1,500億個と言われているような悪いバイ菌が生息していますから、ばい菌が出す毒素が血液に回って、体中を循環し、新たな病気を引き起こします。
歯が多く残っている人や、歯が少なくても義歯等を入れている人では、歯が少ない人と比較して、年齢、治療中の病気や生活習慣などの影響を取り除いても、その後に認知症発症や転倒する危険性が低いということがわかっています。
特に認知症の発症リスクは最大1.9倍になり噛むことによって脳に刺激を与える事は大変重要です。
保有する歯が19歯以下の人は、20歯以上の人と比較して1.2倍要介護認定を受けやすいという結果が出ており、要介護状態になる危険性も歯が多い人ほど少ないのです。
毎日朝晩歯を磨く、口の中を清潔に保つ、こうした基本的な口のケアを疎かにせず、歯の状態や飲み込む力など、口を健康に保つ事が病気の予防となり、長寿につながる第一歩なんですね。
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