意図的再植について
意図的再植について 佐賀市 歯科
佐賀市の歯医者、当院こども歯科医院です。
意図的再植の成功への鍵は『時間との戦い』です。
いったん抜歯が完了してからいかにすばやく再植までもっていけるかは大変重要です。
海外での実験では、抜歯後に乾燥状態が18分を超えると、有意に歯根膜の生存率が落ちることがわかっています。
また、乾燥状態が、15分を超えなければアンキローシスの発生が少なくなります。
実際の臨床では、歯根膜の乾燥を避けるため、保存液を用いて治療します。
保存液に求められる要件として
pHは7.2〜7.4
浸透圧は290〜330くらいが望ましいと言われています。
時間が長引けば長引くほど歯根膜に生存している健全な細胞が死滅する可能性が高まるため、口腔外での治療は乾燥を避け可能なかぎり湿潤状態を、保ち、できるだけ短時間で済ませる必要があります。
佐賀市の歯医者、当院こども歯科医院では意図的再植では最大限歯に負担がかならないよう、心理的にも負担とならないように心がけています。
患者さんに伝える内容としては
『通常の親知らずの抜歯であれば、早く抜ければ抜けるほど上手な先生だなと感じられるかもしれませんが、今回の抜歯では目的が違います』
『できるだけ歯を傷つけずに安全に抜歯していきますので、ゆっくりゆっくり時間をかけます』
『そのため通常よりも時間がかかり、その間、ミシミシと言う音も結構しますが、何か問題があるわけではないのでご安心ください』
実際に抜歯する際には頬舌的に5〜10分ほど力をゆっくりかけて、歯を動揺させます。
ときにはわずかに回転力を加えながら行います。
なるだけ痛くない削らない抜かない佐賀市の歯医者さん
当院こども歯科
佐賀市歯科 新栄 西部環状線沿い
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