加齢による姿勢の変化が噛み合わせに与える影響とは

   

加齢による姿勢の変化が噛み合わせに与える影響とは

佐賀市の歯医者、当院こども歯科医院です。

人体の姿勢は200以上ある骨が支柱となり骨格筋が支えています。

加齢による猫背や腰が曲がった状態になると、呼吸、嚥下機能を担う、咽頭の位置変化や、頚椎の前彎が無くなり頭部はやや前方に位置を変化させ、顎の関節に負荷がかかる様になります。

そうすると、顎の関節にある関節円板という軟骨が穿孔し穴が空いた状態になったり顎関節症など悪影響が認められる場合があります。

また、前頚筋の中でも、舌骨上筋群の機能が低下すると、舌骨とともに連結する咽頭の位置が低下します。そうすると、咽頭の位置が低下しても以前と同じ位置まで舌骨を持ち上げないと嚥下機能は発揮されないため、筋肉の負担がより増えますます嚥下が困難になります。

そうすると舌によって食べ物を咽頭に運ぶことがおっくうになっていき、食事中に水分で食べ物を舌奥に流し込んだり、筋力をなるだけ使わない様な咀嚼になり、負の連鎖が起こり始めてきます。

今後の歯科治療の課題として歯科治療では、お口の中の変化だけでなく、咽頭位置の変化や顎位置の変化に対応しながら加齢変化を見据えた高齢者歯科治療が重要となると考えています。



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