奥歯も保険で白いセラミック治療ができます。

   

奥歯も保険で白いセラミック治療ができます。

銀歯って皆さん抵抗があったりしませんか?

笑ったら目立って見えちゃうし、年寄り臭く見えてなんかダサい感じで、、、特に女性には不評で、先生保険でなんとかなりませんか?
と何度もお尋ねされたこともあり、本来歯は白いのに、ねずいろの銀歯を入れて喜ぶ方はほとんどいません。


今まで銀歯は、保険が適用されるため、虫歯治療で最もよく使用される材料の1つで、日本全国平均では虫歯治療を行った方の約81%が銀歯の詰め物やかぶせ物を選んでおり、自由診療による白い被せ物は庶民的でなく手が届きにくいものでした。

今まで健康保険では、銀歯しか不可能だったものが、2016年での小臼歯CAD/CAM冠の保険適用、2017年から第一大臼歯(6歳臼歯)に白いかぶせもの、いわゆるセラミック冠(CAD/CAM冠)の保険適用可能によって、日本の歯科医療は大きな変革期を迎えました。

健康保険で大臼歯へのセラミック(CADCAM)を入れる条件としては「上下顎両側の第二大臼歯が全て残存し、左右の咬合支持がある患者に対し、過度な咬合圧が加わらない場合等において下顎第一大臼歯に使用する」となっています。

保険でも、自然な白さがいいといった天然の歯に近い見栄えのニーズも高まる中、大臼歯へのセラミックの保険適用拡大で、金属から「白い歯」への置き換え進み、金属を用いないメタルフリー治療がより可能となります。
セラミッククラウンは、ただ白いだけでなく、身体にも優しく、歯科金属による金属アレルギーの発症リスクや、ガルバニー電流と呼ばれる偏頭痛などの体の痛み、慢性疲労、不眠、イライラといった様々な神経症状を引き起こすリスクが減るメリットが有るのです。

保険のCADCAM冠=ハイブリットセラミック

ハイブリッドセラミックとは、歯科治療に用いられる樹脂素材のひとつです。
レジンという歯科治療用の樹脂素材にセラミック(陶器)の微粒子を練り込んだもので、レジンとセラミックとの中間的な性質を持ち合わせています。
インレー(詰めもの)として用いられることも、クラウン(被せもの)として用いられることもあります。

ただし、「セラミック」という名前がついているものの、ハイブリッドセラミックは材質的にはレジンに近いですが強度が飛躍的に向上した素材です。

ハイブリッドセラミックは、レジンのデメリットである強度や耐久性をセラミックで補い、また審美的にもレジンよりも天然の歯に近い自然な仕上がりが得られるという利点があります。
治療費はオールセラミックよりも安く、また、レジンに比べれば強度も耐久性も高いのがハイブリッドセラミックの特性といえるでしょう。

しかし、オールセラミックに比べると、強度や耐久性は得られにくく、見た目もオールセラミックのほうがより天然の歯に近いです。

なお、「ハイブリッドセラミック」を「ハイブリッド」と省略することもあり、単に「ハイブリッドインレー」や「ハイブリッドクラウン」といった場合、ハイブリッドセラミックインレーやハイブリッドセラミッククラウンを意味します。

CADCAM冠の硬さと強度

自由診療のセラミック冠が銀歯と同レベルの強度を持っているのに対して、保険のセラミックであるCADCAM冠は、銀歯ほどの強度はないため、欠けたり破折して外れたりするリスクがあります。

それでも以前のレジンジャケットクラウン(プラスチック樹脂のみで作る白いかぶせもの)に比べれば強度は飛躍的に向上してます。
表面の硬度は逆に硬すぎることもなく適度な磨耗が起こるため、顎や反対側の歯への悪影響へのリスクが減り、噛み合わせに優しいかぶせものです。

歯を削る量について

かぶせものは厚みによって強度が決定します。
実用に耐えられる強度を得るためには、銀歯よりも厚みが必要になります。
歯の大きさを元々の自分の歯の大きさにするためには、銀歯よりも歯をより多めに削り、土台を小さくする必要があるため、かぶせるための歯の切削量はやや多くなります。

保険のセラミックのリスクとデメリット

保険内でセラミック治療をした後、CAD/CAM 冠の脱落などに代表されるトラブル報告も多くなってきています。
CAD/CAM 冠は,従来の銀歯とは異なった製作方法や材料を使用しており,支台歯形成という、歯の削り方や接着方法に独自の配慮や技術とノウハウが必要で、すぐ取れた、割れたというトラブルが発生しているのです。

原因として、咬合面クリアランス(隙間)が確保できない、過小な支台歯高径症例(歯の高さ不足)、顕著な咬耗(歯ぎしりくいしばり)症例に用いることでトラブルが起きやすいのです。

神奈川歯科大学の、システマティックレビューという全国調査では,装着後 6 カ月間の脱離が 9.0%,破折が 2.0%有りました。
更にその調査を発展させた 1 年 8 カ月後の調査では、脱離は 21.5% みられ、その内装着後 1 カ月以内の脱離が41.8% にものぼり,その約半数は 1 週間以内に脱離していました。
CAD/CAM 冠は短期間での脱離の発生率 が高い傾向がみられるのです。

これらの報告に共通するCAD/CAM 冠装着後に発生するトラブルの特徴は,そのほとんどが脱離であり、装着後短期間で発生する点です。したがって装着後早期に生じる脱離を防止することが CAD/ CAM 冠の良好な長期予後に不可欠です。



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