MTAセメントによる歯の変色
2020.07.14MTAセメントによる歯の変色 佐賀歯科
佐賀市の歯医者、池田歯科こども歯科医院です。
歯髄を残すMTAセメントはとても重宝されていますが、問題点も浮き彫りになってきました。
MTAセメントをはじめとするケイ酸カルシウム系セメントは覆髄処置において、歯頸部よりも歯冠側寄りに適応されることから、術後の歯の変色が審美的に問題となっています。
MTAセメントの色がホワイトであっても充填後の変色は起こります。
その原因は造影剤として配合されている酸化ビスマスです。
酸化ビスマスは淡黄色ですが、還元されて金属ビスマスに変化すると暗褐色を呈してきます。
このことから変色を避けたいケースでは酸化ビスマス以外の造影剤が配合されているものを選択する必要があります。
また血液の存在により歯の変色が起こります。
したがってケイ酸カルシウム系セメント充填時の血液の残存および混入により変色が起こりえます。
そのため防湿など細心の注意が必要です。
佐賀市の歯医者、池田歯科こども歯科医院では、充填する際には、止血やか洞内の清掃を確実に行なっています。
MTAセメント充填後の歯の変色しないよう技術と最新の材料を用いて処置しています。
なるだけ痛くない削らない抜かない佐賀市の歯医者さん
池田歯科こども歯科
佐賀市歯科 新栄 西部環状線沿い