根管貼薬
根管貼薬 佐賀歯科
佐賀市の歯医者、当院こども歯科医院です。
根管貼薬は機械的拡大、化学的洗浄を行なった後に、残った細菌を減少させるべく行うステップですが、実は漏洩に対しても二次的な効果があります。
貼薬剤として現時点で第一選択である水酸化カルシウムは水と反応して水酸化イオンが遊離することで強アルカリを発揮し強い殺菌性を示します。
しかし、この殺菌性は水酸化カルシウムペーストが直接触れているところでしか生じないため、実際の貼薬処置では、根管内に水酸化カルシウムのペーストを満たすことが必要です。
このことは、万が一、仮封材が脱離して歯冠側からの漏洩が生じた時に、細菌が根管内に入るのをブロックしてくれる役割もあります。
この二次的な効果は、抜髄処置の際も効果的です。
抜髄根管では、本来なら貼薬材は必要ありませんが、水酸化カルシウムペーストを根管内に満たしておけば、偶発的に仮封材が脱離しても細菌の根管侵入を最小限にしてくれます。
佐賀市の歯医者、当院こども歯科医院では、仮封にも細心の注意を払って処置しています。
歯科界でよく使われる『ストッピング』は封鎖性がほとんどないとの報告があり当院では使用しておりません。
水硬性セメントもしくはユージノールセメントを用いて仮封を行なっています。
仮封材の厚みは必ず3ミリ以上を確保しています。
3ミリを下回ると漏洩の可能性が高くなることが報告されているからです。
また仕事などで来院できなくて仮封期間が1か月以上になる場合はグラスアイオノマーセメントが良いとされています。
なるだけ痛くない削らない抜かない佐賀市の歯医者さん
当院こども歯科
佐賀市歯科 新栄 西部環状線沿い
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