佐賀で手足口病が流行しています。

   

手足口病に特効薬はなく、お口の衛星状態を整え口腔細菌をコントロールすることにより治りが早くなります。
当院では、大学病院の口腔外科で豊富な治療実績のある医師が手足口病の治療を行なっております。

手足口病など、佐賀県のホームページにて、夏かぜトリオとも言える、「手足口病」「ヘルパンギーナ」「咽頭結膜熱(プール熱)」の流行警報が発令されております。

特に手足口病については、佐賀県内医療機関からの第27週(7月1日~7日)における患者報告数が、佐賀県の警報基準を超え、流行と警告されました。
手足口病の患者の約9割は、6歳以下の小児となっています(うち半数が2歳以下)。

手足口病、へルパンギーナ及び咽頭結膜熱は、ウイルスによる感染症で、主にウイルスが含まれた咳やくしゃみを吸い込んだり、手を介して口に触れたりすることでうつります。
こまめな手洗い、咳やくしゃみをする時には口と鼻をティッシュ等でおおう、集団生活ではタオルの共用を避けることなどを心がけましょう。

症状がおさまった後も、患者さんの便の中にはウイルスが含まれますので(2~4週間)、トイレの後やオムツ交換の後、食事の前には手洗いを心がけましょう。

手足口病(hand, foot and mouth disease:HFMD)とは、その名が示すとおり、口腔粘膜および手や足などに現れる水疱性の発疹を主症状とした急性ウイルス感染症で、幼児を中心に夏季に流行が見られます。

1950年代後半に認識された比較的歴史の新しいウイルス性発疹症であり、我が国では1967年頃からその存在が明らかになった。
本疾患はコクサッキーA16(CA16)、CA10、エンテロウイルス71(EV71)などのエンテロウイルスによりおこり、基本的に予後は良好です。
しかし、急性髄膜炎の合併が時に見られ、稀であるが急性脳炎を生ずることもあり、なかでもEV71は中枢神経系合併症の発生率が他のウイルスより高いことが知られている。

佐賀の手足口病の特徴

手足口病は4歳位までの幼児を中心とした疾患であり、2歳以下が半数を占めるが、学童でも流行的発生がみられることがあります。

また、学童以上の年齢層の大半は既にこれらのウイルスの感染(不顕性感染も含む)を受けている場合が多いので、成人での発症は、ほとんどありません。

お子さんが手足口病になった際、お風呂に入れて良いものか悩んでいる方が非常に多いようです。ここでは手足口病の感染経路について理解を深めていただき、治療方法や入浴することのリスク等について特集します。

治療方法は?

手足口病に特効薬はなく、お口の衛星状態を整え口腔細菌をコントロールすると治りが早くなります。
経過観察を含め、症状に応じた治療となります。しかし、まれに髄膜炎や脳炎など中枢神経系の合併症などが起こる場合がありますから、経過観察をしっかりと行い、高熱が出る、発熱が2日以上続く、嘔吐する、頭を痛がる、視線が合わない、呼びかけに答えない、呼吸が速くて息苦しそう、水分が取れずにおしっこがでない、ぐったりとしているなどの症状がみられた場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。

お風呂は大丈夫?手足口病の感染経路

手足口病の時、お風呂に入って良いのか悩んでしまうのは、やはりお風呂を介して手足口病が感染するのではないかと心配ですよね?

感染経路には大きく3つあり、直接的、間接的な接触による「接触感染」、咳などを介してウイルスが飛沫する「飛沫感染」、そして感染者のウンチを介して感染する「糞口感染」があります。

今回は、手足口病の感染経路のなかで入浴時に感染リスクが高まる接触感染についてご紹介しましょう。

接触感染とは

お風呂が問題になるのは、主にこの接触感染によるものです。接触感染とは、唾液や鼻水に含まれるウイルスが、目、鼻、口などの粘膜から侵入して感染します。

お風呂で同じ桶を使ったりタオルを共用したりすることは、物を通じて水疱部位に触れることになり、接触感染の可能性が非常に高いです。

また、手足口病の症状として知られる水疱性湿疹の内容物にもウイルスが含まれているため、身体を洗ってあげる際にうっかり水疱へ触れてしまうことにも注意が必要です。

手足口病の患者の9割が乳幼児というのもこれと同じことで、「感染している子どもが鼻水のついた手でオモチャを触り、別の子どもが同じオモチャを触った手でおにぎりを食べたり、目をこすったりする」というように、間接的な接触感染を完全に排除することが不可能に近いからです。

もちろん直接的な接触によっても感染するため、遊んでいるうちに相手の身体へ接触する機会が多い子どもの感染を未然に防ぐのも困難です。

ただし、お風呂そのものが手足口病を悪化させることはないため、高熱が出ていない限りはまずはシャワーから始めましょう。水疱がつぶれるなどして、くれぐれも接触感染を起こさないような注意が必要です。

プールに入る夏場になると保育園や幼稚園で手足口病の感染が拡がるのも、主に接触感染によるものです。水疱が消えた後でも感染力が10日は残っているということを覚えておき、子どもの体調に合わせて、無理のないようにシャワーやお風呂へ入れてあげましょう。

お子さんが手足口病にかかった時、気になるのは

「保育園、幼稚園はいつまで休ませれば良いのか?」

という問題です。いくら完治したように見えても、他の子供に移してはいけないため非常に迷うところです。

手足口病になったら何日休む?

学校保健安全法の第19条によると、予防すべき感染症に該当する感染症に罹患した場合、規定の期間は出席停止となりますが、手足口病は学校で予防すべき感染症に含まれておらず、夏期に流行する類似の感染症の中では咽頭結膜熱(プール熱)が唯一、第3種に含まれているだけです。
つまり、手足口病は出席停止になる病気ではありませんので症状の急性期を過ぎれば、よほど体調が悪くない限りは休ませる必要はありません。

手足口病は症状が出てから5~6日で軽快するにもかかわらず、回復後2~4週間経っても便の中にウイルスが排出される病気ですが、症状が治まりウイルスが便から排出されるまでの間1ヶ月も出席停止にするのは現実的とは言えませんし、症状が出ている急性期を過ぎればウイルスの感染力が低下するため、長期にわたり保育園や幼稚園を休む必要はないです。

佐賀市 手足口病 治療なら当院

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